1985年、東京生まれ。生まれてすぐダウン症と診断される。1990年、5歳のときに母・金澤泰子(雅号/蘭鳳)に師事し書道を始める。
2004年、19歳のときに雅号「小蘭」を取得。2005年、銀座書廊において個展「翔子 書の世界」を開催、注目をあつめる。同年、東京都、大恩寺に於いて個展を開催、席上揮毫を行う。その後、建長寺(鎌倉)、建仁寺(京都)、東大寺(奈良)など、多くの個展を開催。建仁寺には大書「風神雷神」を奉納している。NHK大河ドラマ「平清盛」のタイトルを担当するなど精力的に活動の幅を広げている。
ハンディとも思われる状況を克服し、才能を開花した書道家である。翔子さんの書は、書のジャンルに留まらない純粋な表現として多くの人々に感動を与えている。
また、力強く躍動感に溢れ、慈愛に満ちた翔子さんの作品は、「生きる力」が最も大切なものであると感じさせてくれる。