ヒロ・ヤマガタは1948年(昭和23年)5月30日生まれの画家、イラストレーター、美術家である。滋賀県坂田郡(現在の米原市)出身、アメリカ在住。本名は山形博導(やまがたひろみち)。
高校在学中は日本画家に師事し絵画を学ぶが、広告会社に勤めデザインやイラストを手掛けるようになる。その後ヨーロッパに渡るが、一世を風靡する事となるリトグラフやシルクスクリーンを用いた作風に至るのは1978年(昭和53年)にアメリカ・ロサンゼルスに活動拠点を移してからである。
ヨーロッパ風の洒落た街並みを行き交うたくさんの人々や、行き交う車、色とりどりの花火や風船などを鮮やかな色彩でポップに描いているが、よく目をこらせば人物の表情など細部に渡って描かれている事がわかる。100色以上の色を使い、鮮明なインパクトと繊細さを併せ持つその画風は「ナイーブな饒舌体」と呼ばれる。
オリンピックなど大きな国際式典での公式イラストを数多く依頼されており、またディズニーの作品も多く手掛けるなどその才能は世界各国で広く評価されている。
また、レーザーを用いた美術表現を積極的に取り入れ、国際的にはイリュージョニストとしての認知度が高い。